たくさんの中からリンちゃんブログを見ていただきありがとうございます。
子供の頃は海水浴に行ったり、友人と夏に遊びによく行っていた海。社会人になって職場が海の近くということもあり、よく海辺に遊びに行ったり夏場は海水浴に行ったり年中海の近くに行って癒されていました。
27歳の頃にマリンスポーツに出会い、32歳でサーフィンにハマってからも波がない時は海辺で散歩したり、ご飯を持って行って海を見ながら食べたり・・・宮崎へ移住し海のある生活を楽しんでいます。
仕事で嫌なことがあったりすれば海に入るとスッキリするし、海の上で見る景色に癒される日々です。
皆さんも海遊びをした後はスッキリして気分転換になったりストレスがなくなった気にしませんか?
それ。気のせいではないんです。
海には身体的にも精神的にも体を癒す効果が科学的に証明されているんです!!
そんな素敵な海の魅力や効果を紹介できればと思います!
海の成分

海水には、地球上にあるすべての元素を含んでいます。多くの元素はイオンとして溶けています。
塩分は海水1gあたり35gイオンが溶けています。
主要成分は、塩素(Cl)、ナトリウム(Na)、マグネシウム(Mg)、硫黄(S)、カルシウム(Ca)、カリウム(K)、臭素 (Br)という元素です。この7元素が海水中の塩分の99.8%を占めています。
私たち生きもの、生物体の85%は水です。体液はミネラルをはじめ多くの栄養成分を常に良いバランスで保ち生命維持を保っています。
私たちの体を構成する一つ一つの細胞は栄養素の補給によって養われ、活性化されて活発な活動や頭の働きにつながります。これらの栄養素は三大栄養素のほかに、微量の栄養素としてビタミン、ミネラルがありがあり、体液という溶媒の中で常に密接な相互関係をたもって細胞・生体機能を発揮させています。
必須性が証明されているミネラルには、ナトリウム(N)、カリウム(K)、マグネシウム(Mg)、カルシウム(Ca)、リン(P)など22種類あります。
海水中のミネラル濃度分布はヒトの体液(血清)中ミネラルバランスと正の相関がみられます。
生命の起源は海水と言われています。
私たち人間の羊水は海水に似ていると聞いたことはありませんか?
生命(細胞)の起源は海水にあります。海水が濃縮され体液よりも濃度が高くなり、生き物は海水中で生きにくくなって、鰓ができて、肺ができ、陸に上がったと考えられていると言われています。
海水は私たちが生きる源だと考えられています。
引用:生命を支える海の微量元素
海水のミネラルと健康 木村美恵子
海がもたらす効果
海の効果は、
・リラックス効果
・睡眠の質改善効果
・精神安定作用
・不定愁訴の改善
・ダイエット効果(メタボリック関連指標の改善)
・新陳代謝の向上
・心身ともに健康的な改善・回復
などが報告されています。1)
海がリラックス効果をもたらす(精神安定作用)根拠
英南部にある欧州環境・人間センターの研究によると海辺の散歩による心身の健康増進効果は晴れていても雨が降っていても公園を散歩するより高かったそうです。
繰り返し押し寄せる波が起こす衝撃により、空気や海水の分子構造が変化し、空気中に荷電イオンが放出されるそうです。
波の音を聞くだけでリラックスできるのはそのようなマイナスイオンがたくさんでているからだそうです。
また押し寄せる波のリズムには「揺らぎ」があり私たちの体のリズム、体内の鼓動や呼吸リズムにも揺らぎがあり同じような揺らぎを心地よいと感じるという説もあるそうです。※引用文献1、3)
ただ海を眺めているだけでもリラックスするという仮説の実証にて、かつて取り組んだことがあるリラックスを示すα脳波の出現具合指標とするもので、色鮮やかな美しい海を眺めたグループの方が有意にα波成分が多く検出されるという結果があります。
美しい海を眺めているだけでも血圧低下や脳活動が鎮静化する作用をもたらすことは他の研究チームでも報告してされているそうです。※引用文献1)
海水・湿気を含んだ海風を浴びながら海岸線な起状に富んだコースを歩くことで酸素消費量が増加し新陳代謝を高める働きがあり、自律神経を安定させる作用のあることが報告されています。※引用文献1)
海浜環境での活動が人の心理面に及ぼす影響を20歳以上の男女に対して日常生活時の心理状態と比較を通して調査。
結果、海浜環境での活動は自宅での日常生活と比較して健康的な心理状態に近づいていることがわかったと述べられています。
今回実施した海浜でのレクレーションは、ストレッチ体操・砂浜ウォーキング・海浜散歩・食事。
その中でも五感をへの刺激として、視覚では青い海や空、白い雲、砂浜の風景があり、聴覚では波の音や鳥の鳴き声、砂の踏む音などの刺激があります。
触覚の刺激としては、砂を踏み締める感触や海水に触れた時の感触、味覚は近くで取れた新鮮な食材を用いたランチ、嗅覚では潮の香りなどが刺激として存在します。
五感のうち視覚のみといった個々の感覚の刺激のみでも身体に対して一定の効果があることは先行研究によって報告されています。
日常生活とは違う非日常体験を行なったことで気分転換になり心理的リラックス効果が生じたのではないかと報告しています。※引用文献2)
ダイエット効果
・マイナスイオンで満たされた環境(海水・湿気を含んだ海風を浴びるような環境)では、「快楽ホルモン」と言われるエンドルフィンやセロトニンが分泌され、血行を促進し新陳代謝が向上、体内の酸素が増えていい気分になります。※引用文献1、3)
健康の改善・回復
・私たちの体を構成する一つ一つの細胞は栄養素の補給によって養われており、それが活性化されて、その一つ一つの細胞が元気であることがわれわれの体を健やかにし、そして活発な活動や頭の働きにつながります。これらの栄養素には、言うまでもなく、たんぱく質、脂質、糖質3大栄養素のほか、微量の栄養素としてビタミン、ミネラルがあります。これらの栄養素は、体液という溶媒のなかで、常に密接な相互関係をたもって細胞・生体の機能を発揮させています。体液はホメオスタシス機構(何か体に変化が起きても元の状態に戻そうとする機能)により常に一定のミネラルバランスを保っています。体液としての水成分、体液バランスの基本としてのミネラル栄養、三大栄養素の代謝調節因子としてのミネラル、ビタミン栄養は、非常に微量で、三大栄養素以上に大きな働きを担っています。海水には塩分が含まれており、この塩分が体にミネラルを与えてくれます。塩水を使った鼻や喉のうがいなどに使われていることもあります。また病院での点滴治療などでも血液成分が海水に含まれるミネラル成分に近いことを発見して作成された点滴もあります。お母さんの羊水と海の成分は似ていると聞いたことがあります。種の起源は海水からといわれているように、海水のミネラル濃度分布はヒトの体液中のミネラルバランスと正の相関関係がみられる。生命の母たる海はヒトの健康にとっても重要な意味をもっている。※引用文献 4)
海藻療法(アルゴテラピー)、海泥療法(ファンゴテラピー)という治療方法があります。海藻には肌の性質を整える微量元素、ビタミン等の含有量が豊富です。
海泥は吸着効果に優れる特性があり、これらを皮膚に直接塗布することで美容効果、温熱効果が期待できると言われています。※引用文献1)
海洋療法とは ※引用文献1)
自然と触れることが少なくなり、都市型ライフスタイルの進展によるストレス社会で現代人の多くが大なり小なり不調を抱えるなか、西洋医学のみでは解決が困難な慢性疾患や不定愁訴に対し、免疫力、自然治癒力を高めることで根本的解決を図る自然療法へ世界が再び注目しはじめていると言われています。生命誕生の根源である「海への回帰」が海洋療法の原点にあります。
近代にかけて数多くの医師・研究者らによって、海辺の気候や海水の直接利用による人への効果実験や臨床応用がなされ1778年には現代海洋療法の先駆となる海洋医療施設がフランスに設立。日本でも古来より海は治療に用いられてきたそうです。病気治療のための海水浴は「潮湯治」とも呼ばれ、民俗学的事象として伝承されてきた記述が江戸期の文献にみることができるそうです。
海外では、ギリシャ語 the lasso(海)、フランス語 therepie(治療)の造語で“タラソラピー“と呼ばれています。現在における海洋療法とは「海と海洋気候、さらには海藻や海泥なども含めた海の恵みを総合的に活用して、心身に総合的に作用する治療、または健康増進のための方法」と定義。
直接的利用には、ハイドロセラピー(水治療法)、海水の浮力や水圧を生かしたマッサージや水中運動などは文字通り海水に直接接することで物理作用、薬理作用、さらには心理作用が期待できます。海水由来の素材を直接用いるものに、海藻療法(アルゴテラピー)、海泥療法(ファンゴテラピー)があり、海藻には肌の性質を整える微量元素、ビタミン等の含有量が豊富で、海泥は吸着効果に優れる特性があり、これらを皮膚に直接塗布することで美容効果、温熱効果が期待できるそうです。
間接的利用には、起状に富んだ海岸沿いでの運動(地形療法)や海洋性気候への転地帯在(転地療法)があり、心身両面への作用が期待される。海洋動物が持つ特性を(アシスト)の役割を活かすものにイルカ介在療法があるそうです。(心理作用効果が近年大きく注目されているひとつ)
実際に海に入る回数が増えて感じること
マリンスポーツにハマり、実際に移住して海に入る回数が増えました。
春から夏場、秋までは週2〜5回、冬は月2回くらい海に入っています。海に入る回数が増えて私が実際に実感している身体事情を紹介します。
リラックスできる
海の近くに移住して、波がなくても砂浜の上を裸足で歩いたり海沿いを散歩しています。
日の出を見たり、波の音が聞こえたり足の裏では砂の感触を感じたり・・・。
海を眺めているだけも気持ちが穏やかになり、心地い気持ちになりリラックスできます。
ストレス軽減
職場で嫌なことがあったり、イライラしたりした時は海に飛び込んで浮いているだけでも悩みが吹き飛びます。
また、日の出や広い海を見ていると自分の悩みがちっぽけに感じてどうでも良くなりますw
モヤモヤしたり、気持ち的に沈んでる時は海に入り波に揺られながら浮いているだけでも本当にスッキリします。
風邪など病気になる頻度が減り免疫力が上がった
一年中海に入るようになってから本当に風邪をひかなくなりました!
医療従事者なので病院や介護施設で働いていますが、職場クラスターになった時にコロナにはかかってしまいましたが、かかってもすぐ熱が下がって動けるほど元気になるのが早かったです。
海に入り出したのが五年前です。
ここ5年くらい風邪やインフルエンザにはかかってません!
睡眠の質が上がり、ぐっすり眠れる
海水浴やサーフィンで太陽を浴びながら、海に行くまでに砂浜を歩いて、砂の感触を足で感じながら、海水に浮くだけでも自然の波に揉まれて全身を動かすので夜もぐっすり眠れます。
これは太陽に当たることで体内時計が整って朝に起きて、夜はぐっすり眠ることができると言われています。実際に海に入る回数が多いこの時期は、朝早く起きて、夜は早く眠れます。精神も安定するし動くことで、海に入ることで筋肉が動かされるので基礎代謝も上がり、体が疲れるプラスで太陽に当たることで体内時計も整い夜はぐっすり眠れるので心身ともに健康を実感します。
精神が安定する
海のロケーションに癒され、モヤモヤしても海に入るとスッキリするのであまり悩むことが減りました。そのおかげか、気分の落ち込みや不安な感情などはあまりく精神的には安定しています。
まとめ
・海にはさまざまな効果をもたらしてくれます。現代人は、日常生活の中で自然と戯れる機会がかなり減っています。自然豊かな場所で五感を感じながら自然を堪能することで非日常を感じれます。青い空や海、広がる太平洋を見たり、潮の匂いを感じながら波の音を聞くだけでも癒し効果(リラックス効果)があると言われています。実際に自分も海に入る回数が増えて感じています。皆さんも海水浴や海を眺められるカフェなどいくと落ち着く経験をしたことがありませんか?上記で説明したように自然を五感で感じ非日常を味わうことで気分転換やリラックスる効果が得られと言われています。
・健康面では、マイナスイオンを浴びることで快楽ホルモンが分泌され血行が良くなり代謝が上がるそうです。
・種の起源は海水からといわれているように、海水のミネラル濃度分布はヒトの体液中のミネラルバランスと正の相関関係がみられています。生命の母たる海はヒトの健康にとっても重要な意味をもっていると言えます。血液成分も海水に含まれるミネラル成分が近く、喉や鼻のケア、点滴治療などでも使われているほどです。日本でも古来より治療として使われていたそうです。
・海に入る回数が多い時に私が感じる身体への効果は、
ストレス軽減・リラックス効果・睡眠改善・心身ともに健康になったと感じています。
海に入らなくても、見るだけや砂浜を歩くだけでも期待できる効果があるので、ぜひやってみてください。
引用文献
1)なぜ海は体にいいのか?〜海洋療法と観光の融合をどう図る〜 教授 医学博士 荒川雅志
2)理学療法科学33:791〜794 2018 海浜環境での活動が気分・感情の変化に及ぼす影響
3)波伝説コラム
4)海のミネラル ~ひとの羊水としての海水~ タケダライフサイエンスリサーチセンター・疾病予防センター所長◆木村美恵子
生命を支える海の微量元素