始めたばっかりの頃はよくクラッシュして大変でした。今でも板に傷がついたりすることもあります。応急処置をしないとすぐにサーフボードがダメになってしまうので板に傷がある!ぶつかって傷になってる!など気づいたらすぐに応急処置をしましょう。
なんでサーフボードに傷があったまま使用するのはダメなの?
結論!傷があるまま使用するのはNGです。
なぜ傷があるまま使用するとダメなのか・・・
それは、サーフボードの中に水が入ると腐食が進みます。腐食が進むことでサーフボードの中がぶよぶよになって立った時に不安定になったり、サーフボードの寿命が短くなります。
長く持たせるためにも、傷があったらすぐに応急処置をしましょう。
応急処置方法
①まずはサーフボードを乾燥させる。
海で乗っている時にぶつかったり、自分の体に当たって板に傷がついた場合などサーフィン中に傷がつくとその傷から海水がサーフボードの中に入ります。
1:海から上がり、ボードを真水で洗いましょう。
2:洗ったら拭いて、傷部分を下にして乾かしましょう。傷部分を下にすることで中に入った水が抜けます。
私は下にして乾かす前に、自分でボード傷部分に口を当て中に入った水を吸い出しています。吸い出してから拭いて傷部分を下にして乾かしてます。
②完全に乾いたら、銀テープを貼ります
完全に乾いたら次の工程に移ります。油分などがついているとテープが剥がれにくくなるので、キッチンペーパーなどで汚れや油分などを完全に拭き取ります。
銀テープとは、リペアテープシルバーのことで左写真の容器ようなものに入っています。
このテープを傷より大きめに切ります。切ったら端っこを丸く切ります。丸く切ることで、剥がれにくくなるので必ず角は丸く切りましょう!
上からシワをのばすよう擦りながら貼っていきます。
これはあくまで応急処置です。爪が引っ掛かる程度であれば、大丈夫ですが明らかに凹んでたり、自分でリペアできそうにない場合は、サーフショップや板を修理してくれる場所に持っていきリペアしてもらうことをお勧めします。
シルバーテープは目立つから使いたくない方は透明のクリアテープもあるのでそちらで応急処置をしましょう。
爪が引っ掛かる程度の傷であれば自分で直そう
爪が引っ掛かる傷でも最初は修理に出していました。毎回2000円取られるし・・・。一度ムラサキスポーツに相談しに行った際に、「爪が引っ掛かるくらいの傷なら自分で簡単に直せるから自分で直した方がいいですよぉ〜。お財布にも優しいし。」と言われたことがあります。実際に直してみたので紹介したいと思います。ぼこぼこするのが気になる方は修理に出した方が良いかもしれません。
始めたばかりの事から3年間ほどは修理に出す頻度が多かったです。特に2〜3年目は1週間に1回は板の修理を出してました。そのおかげでショップの方にも「ここはあんたの修理代で成り立ってるよぉ〜(笑)」と言われるほど(笑)
今回ショップで買ったフィックスドクター紫外線硬貨UVディラレジン10Zを使って傷部分を直していきました。
1.板を完全に乾かす。
応急処置後の銀テープ状態であれば、次の工程に行けます。しかし、サーフィン後で板が濡れている状態であれば応急処置で紹介した①の完全に板を乾かす方法を行ってください。
2.完全に乾いたら傷周りの油分を拭き取る
キッチンペーパーなどで傷口、傷周囲をしっかり拭き取ります。
3.傷の周囲にマスキングテープを貼る(傷周りを覆う)
レジンが垂れないようにマスキングテープを傷周りに貼ります。
4.やすりで削る
出来るだけ細かいやすりで傷部分を削り表面をきれいにします。削ったらこのような形になります👇
ヤスリで削る際は、ヤスリの擦る部分にアイスの棒のような木で固定すると擦りやすいそうです。
※ヤスリは2400番が良いそうです。
5.レジンを塗る
マスキングテープ内部分にレジンを塗っていきます。全体的に塗ったら指できれいに広げていきます。
場所が大きければ上からラップをすることでレジンが垂れることを防いてくれるようなので場所で判断してみてください。小さい箇所はしてないです。
指で綺麗に広げれたらマスキングテープはとったほうがいいです。この後固まってレジンがついてる部分が取れなくなりカッターで切ってマスキングテープ部分を取りました!
6.紫外線に2〜3分当てる。
レジンを塗った後は塗った部分に紫外線を2〜3分当てると固まってきます。
固まったら完成!(もしバフなど持ってればバフをすると表面のぼこぼこがなくなります。)
固まったら完成です。少しぼこぼこしているのが気になる方はもう一度やすりをしてからレンジを塗って乾かすとぼこぼこが少し消えます。
完成写真は、もう一度やすりをしてレンジで固めてます。
サーフィン用のレジンでは、ガラスが入っているものもあるので入っているのかどうか確認したほうが良いです。ガラスが入っているレジンを素手で触るのは危険なです。今回紹介したレジンにはガラスが入ってないので、こちらをオススメします。
セットになっている分もあったので紹介しておきます。商品内容は、バケツ型ケース・クリアレジン(ポリエステル脂)・硬化剤(バーメック)・パウダーセル・ファイバーグラスクロス・クラフトナイフ・カップ・サンドペーパーセット・マスキングテープ・ヘラ・取扱説明が入っており、使用方法のやり方もわかりやすく絵付きで書いてあったので紙面を見ながらすると大丈夫だと思います。(※EPSには使用できません!)
まとめ
・サーフボードに傷ができてしまった際の応急処置
板の中の水を出すために傷部分を下に向けて完全に乾かしてから、傷周りの油分を綺麗に拭き取ります。傷部分より大きめにリペアテープ(銀テープ)を切ります。リペアテープの角を剥がれにくくするために角は丸く切り取ります。傷部分を上からリペアシールがシワにならないように擦りながら貼っていきます。
悪魔でも応急処置のため、自分で治せる傷(爪が引っ掛かる程度)であれば早めに自分で修理しましょう。自分で修理は困難な場合は、早めに板を修理に出しましょう。
・爪が引っ掛かる程度の傷であれば自分で直せます。
爪をたててボードを擦ったときに引っ掛かる程度の傷でれば自分で直せなます!特に頻繁にクラッシュして修理に出している方は爪が引っ掛かる程度であれば自分でした方がお財布にも優しいです。
応急処置ができてない方は、リペアテープを貼る前段階の板を完全に乾かした状態にしてください。
油分をキッチンペーパーで拭き取った後は、傷周りにマスキングテープを貼りレジンが垂れないようにしましょう。テープを貼り終わったら傷部分を細かいやすりで表面を削ります。削ったら、レジンを塗り指で広げます。この時点でマスキングテープはとった方が良いです。一緒にレジンと固まって取れなくなります。レジンを塗り、指で広げたら紫外線に2〜3分当てます。そうするとすぐに固まります。表面がボコボコして気になるかたは、もう一度表面を削ってレジンを塗って固めると表面のボコボコはましになります。
※ヤスリは細かい2400番を使用するのが良いそうです。(高いみたいなので家にある方は使用すると表面のボコボコはなくなると思います。)
バフを持っている方は、最後にバフを使用すると表面が綺麗になるそうです。
私は持ってないのでできませんが、サーファー歴の長い方が教えてくれました!
サーフボードに爪が引っ掛かるような傷など小さい傷でも、そこからサーフボードの板の中に水が入ります。中に水が入るとサーフボードの腐敗が進み、寿命が短くなります。板は長持ちされるためにも応急処置をして、早急に修理に出しましょう!