医療や介護現場では日々忙しく業務に追われる日々だと思います。そんな忙しい中でもカンファレンスやミーティング、担当者会議などさまざまな場面で他職種と連携を図るための業務も多いです。また、患者様や利用者様のご家族様にも現状を報告したりする場面も多いかと思います。そのような場面でも相手にしっかりと上手く伝えられるコツを紹介したいと思います。先輩や上司に言われてきたことや本を読んで、実際にやってきてよかったことをお伝えしていきたいと思います!
上手く伝えるコツ 4選
結論を最初に言う
ビジネスでは、聞き手に負担をかけないように結論(伝えたいこと)を最初に言いましょう!
シンプルな言葉で結論を伝えると、相手にも伝えやすくなります。『相手に一番何を伝えたいのか?』を一旦考え整理することで、伝えたいことをまとめれるようになります。
会議や電話対応時などは相手の時間を取らせないように一番伝えたいことを最初から伝えるようにしています。
結論の後に根拠を伝える
結論を伝え『なぜそう思うのか?そう言えるのか?』をセットにする必要があります。結論に至った理由や根拠が必ずあると思います。相手が聞きたいことが抜けていると意味がありませんよね。相手にそれをセットで伝えることでより伝わりやすくなります。相手が何を聞きたいのか?など相手の立場で考えより説得力のある伝え方が大切になってきます。
専門用語は使わない
医療業で働いていますが、医療の専門用語を使っても家族や他部署に伝わらないことがほとんどです。難しい用語は使わないように噛み砕き相手にわかりやすく言い換えることが大切です!特にご家族様は医療で使う専門用語はわからないため、専門用語は使わずに誰が聞いてもわかるような言葉で伝えるようにしています。また、用具や伝えにくいものは実物写真やイラストなどでよりわかりやすく伝えれるように工夫したりしています。
話す内容を事前にまとめる
会議やカンファレンスなどは大体日程が決まっていることが多いです。会議前などは事前に話したいことをまとめるようにしています。思いつきで話し出すと話が重複したりまとまらずに自分でも何をいっているかわからなくなったり、言いたいことが定まらなかったりしてしまうことが多いです。
特に会議前や勉強会、プレゼンの場面で言いたいことがわからなくなるのは、なるべく避けたいです。そして伝え方が上手い、頭が切れる人なら良いですが、伝えるのが苦手な人は話しながら内容を考えるのは難しいです。話す内容を事前にまとめて一度読んでみたり口に出して練習してみる、第三者に実際に聞いてもらうなどして確認することで伝わりやすくなると思います。
まとめ
医療従事者は日々忙しい業務の中でも会議や説明、カンファレンス、電話対応などを行わないといけません。相手のことも考えるとシンプルに分かりやすく伝えないといけません。また、限られた時間の中で相手に伝えるとなると、結論とその根拠を伝えることが大事になります。相手の立場になって考えることで、何を求め・聞きたいか?など想定しながら伝えたいことが何かをまとめることが大切になります。
・結論から伝える
・結論に至った根拠を伝える
・専門用語を使わず誰が聞いてもわかるように説明する
・話す内容を事前にまとめておく
どの仕事にも共通して言えることかもしれませんが、どれも先輩や上司に言われてきたし実際にやってきました。まとめておくと、テンパることも少なく緊張してても伝えることはできると思います!どうしても伝えようとえると難しい言葉を選びがちですが、逆に難しすぎて何をいっているのか分からなくなってしまうことも・・・。出来るだけシンプルに、そして分かりやすく伝えることが一番伝わりやすいなぁと15年働いてきて思います。