たくさんの中からリンちゃんブログを見ていただきありがとうございます。
中学時代は陸上部で、部活の顧問の先生から
「お前らは弱いんだから、日焼け止めを塗るな」
と言われて、中学時代は真っ黒でゴキブリやこげぱんと言われていました。
20歳を過ぎてくると少しづつシミが気になるようになり、27歳からマリンスポーツにどハマりして日焼け止めは塗っていたものの気づけば38歳になる頃にはシミまみれ・・・。
最近ではシワも気になるようになってきました。
好きなことをしているからしょうがないとは言え、やはり気になるものは気にないます。
シミ取りは、地肌の色に戻すまで好きなことを我慢しないといけないし、シミをとってもまた出てくると聞きなかなか一歩踏み切れずにいた今日この頃。
シミを撲滅したい!
食事など内側からと外から皮膚の代謝を上げるようなクリームや塗り薬などないのか調べたり聞いて4月13日から挑戦中です。
まずシミができるメカニズムから説明します。
なぜシミができるのか??
いわゆる“シミ“とは主としてメラニン色素の増加によって起こる色素異常症のことを言います。
一般的に30歳以降から出ることが多いと言われています。
顔面、手背、前腕など日光が当たる部分に多発します。
そもそもメラニンとは?
メラニンは表皮・真皮の境界である基底膜部のケラチノサイト(角化細胞)に分布する褐色状の顆粒で、ケラチノサイトの核に帽子状に分布し、紫外線からDNA損傷を防御する役割を担っています。
メラニンは表皮では基底層と毛母に定着するメラノサイト(色素細胞)で産生され、産生されたメラノソースは周囲のケラチノサイトに渡されます。
一度できたメラニンは、主に二つの経路によって代謝・排出されます。
1つ目は、ケラチノサイトで消化され、角化細胞のターンオーバーに伴って角質とともに剥がれ落ちます。
2つ目は、種々の炎症性皮膚疾患(火傷や湿疹など)の原因がケラチノサイトの編成・壊死がおこると、保持していたメラニンが真皮に滴落します。
このようにメラニンはマクロファージが食べてくれたり、血管、リンパ管を介して排出されます。
シミはメラニン色素の増加した状態、つまりメラノサイトが後天性に外的・内的な影響を上けてメラニン産生が増加した状態です。これは、メラニン酸性とメラニン消化のバランスの上に生じていて、メラノサイトでのメラニンの産生が亢進したり、メラニンの産生は正常だけどケラチノサイトのターンオーバーが低下し十分に排出が行われないことでin/outのバランスが崩れて起こります。
シミの病態生理により分類すると・・・
①メラノサイトの異常(メラノサイトの増加、メラノソームの生成亢進)
②ケラチノサイトの異常(ケラチノサイトの増殖、メラノサイトの過剰活性、ターンオーバーの低下)
③炎症後の色素沈着(メラニン産生亢進、ケラチノサイトの変性・壊死による含有メラニンの真皮への欠落)
顔がシミだらけにならないようにするためのお話 水野 優起
・紫外線を浴び続ける(メラニン生成促進)
・肌のターンオーバーが加齢で低下する
・日焼けでの炎症
など、簡単に言うと紫外線に当たり続けることでメラノサイトからメラニンが生成ますが、若いことは代謝が良いためin/outバランスが保たれます。
しかし、歳をとってくるとこの肌の代謝が悪くなり、メラニンを排出することができずにメラニンがとどまることでシミとなって現れます。
紫外線を浴び続けることで表皮基底層のケラチノサイト、メラノサイトに発現増強がみられWnt /β-cateninシグナルを活性化することによりメラニン生成促進に働きます。さらにオートファジータンパク(細胞が自らのタンパク質や細胞小器官を分解する仕組み)の発現や活性が低下してメラニンが沈着しやすくなっていること、病変部真皮に神経繊維が伸長していること、血管密度が増強していること、真皮乳頭層の幹細胞がメラニンを貧食すること、コラーゲンの生成促進効果が減退して、基底膜が脆弱化して真皮にメラニンが沈着することが報告しています。
教育セミナー 2022 老化について考える〜原因追求から治療まで、不変の課題への挑戦〜しみのメカニズムから治療まで 船坂陽子
シミの種類
メラノサイトが原因のシミ:そばかす、肝班
ケラチノサイトの異常が原因のシミ:日光黒子、脂漏性角化症
炎症後の色素沈着が原因のシミ:色素沈着性接触皮膚炎、固定薬疹
シミの治療も病院で受ける人が増えているのではないでしょうか?
気になる方は病院受診して聞くと良いかと思います。内服も塗布薬なども悩みに応じて処方してくれると思います!
シミの治療の実践
シミの治療は大きく分けて3つ
・塗って治す
・飲んで治す
・理学療法
・光で治す
この中で自宅でもできそうなケアは塗って治すと飲んで治すことだと思います。
塗って治す
塗り薬の本当の治療薬であれば病院を受診して先生に処方してもらうことをお勧めします。文献も処方してもらうようなものばかり書いてたので、自宅でもケアできるものは美白剤で肌のターンオーバーを促進するようなものやビタミンCなどが入っているものを選ぶと良いかと思います。
美容の友人には、美白美容液を一番いいのにした方がいい!重要!と言われたことがあります。
飲んで治す
トラネキサム酸
薬用のアミノ酸であるトラネキサム酸の内服が著効。他に抗炎症作用、抗アレルギー作用、止血作用を目的に医薬品が配合されています。※病院受診で先生の判断で必要であれば処方されます。
ビタミンA
レバーやうなぎ、卵黄に多く含まれる脂溶性ビタミン、皮膚や粘膜を丈夫にします。
ビタミンC
レモンやピーマンなど多くの野菜や果物に含まれます。水溶性ビタミン、美白作用、光老化を予防します。
ビタインE
種子の油、ナッツなどに多く含まれる抗酸化作用を持つビタミンです。メラニン生成を抑制します。
美白剤
1970年代よりトラネキサム酸、ビタミンC,E,システイン製剤の内服、そしてビタミンCやコウジ酸などの美白剤の外用が用いられその有効性に関する検討結果について多くの報告がある。美白剤のうち、特に4〜5%以上の高濃度のハイドロキノン製剤はメラノサイトに対する細胞堂¥区性も有することより、しみに対する治療効果は最も高いが、使用に際して諸注意が必要である。
自宅ケア シミの対策ポイント
上記を踏まえて・・・
・シミの原因になるメラニンの生成を抑えるビタミンCを摂る。
シミの原因になるメラニン生成に関わる酵素”チロシナーゼ”の働きを抑えてくれます。
・抗酸化作用のあるビタミンEを摂る。
抗酸化作用は老化の原因。ビタミンEは美肌・美白の両方に効果的な成分です、酸化を抑えて、肌のターンオーバー(新陳代謝)を活発にさせる働きを持っているのでシミの原因になるメラニンの排出を整えてくれます。
・肌のターンオーバーを整えるビタミンAを摂る。
ビタミンAは皮膚や粘膜、免疫力向上、細胞の成長・分化などの効果があります。
・体を温める性質のある食材を摂る。
血行を良くすることで、肌のターンオーバーが正常かされます。代謝が乱れると新陳代謝が悪くなるのでシミができやすくなります。
冷え対策を行い、体を温め血行を良くすることで、肌に栄養が届きやすくなり肌の代謝も活発になります。老廃物も排出されやすくなるので、シミの原因になるメラニンの排出もスムーズに行われるようになります。
生姜やネギ、ニラなど体を温める食材を摂ることで血の巡りを良くしてメラニンの排出を促す効果に期待できます。
・血を補う食材を摂る。
血を補うと血の巡りが良くなるのでシミの改善につながると考えられています。
私が選んだものー現在挑戦中ー

専門の先生に相談してビタミンCが取れてシミに効くトランシーノホワイトCと紫雲膏(肌のターンオーバーを促進してくれる)。
自分で色々調べてCysperaとMIAVIEを買ってみました!
Cysperaは友人の方も使用していて好評だったのでより楽しみです。
すぐには効果が出ないと思うので、ゆっくりと時間をかけてシミを薄くして撲滅できるようにセルフケアをやっていこうと思います。
皆さんの参考に少しでもなれば嬉しいです。
※肌は人によって荒れたり、効果に個人差があるので自己判断・自己責任で行ってください。不安な方、自宅ケアをしない方病院受信や専門家に聞くとをお勧めします。