サーフィン、SUP、フィッシングなどマリンスポーツをする方は、日々気象条件を把握し、実際に海を見て経験を積む必要があります。波を予想することは一定の気象知識が必要になってきます。
今回はいい波に乗って楽しくサーフィンラをするためにもどのように波が発生して、少しでも天気図を見れるようになればいい波を予測し動くことができると思うのでここで分かりやすく紹介したいと思います。
波はどのようにして発生するのか
海で波がたつ原因には、ほとんど海面に吹く風によって発生しています。海面に風が吹くと、海の表面は風に引きずられて動こうとしますが、海水は液体、水の粒子が詰まった状態なので、多少の風ではそうそう身軽に動くことができません。風の吹き方には強弱や風向きがいつも違うためどんな海面にも、わずかな流れや密度の違いなどがあって一様ではありません。さざなみができるプロセスは、海面にサーッと風が吹くと、即座に海面にはさざ波ができます。さざ波は、風が止んでしまえばあっという間に消えますが、さらに風が吹き続けて成長すれば、発達した風波となってときには巨大波まで発達することもあるそうです。
波の発達に関わるのは、風の強さだけでない。プールや池、川のような狭い水面では巨大な波が発生することはありません。波は、風下に押されながらだんだん発達するので十分なスペース、風の吹走距離が必要になります。またどんな強い風がでも、一瞬で止んでしまえば波は立ちません。ある程度の時間風が吹き続けないと波は発達できません。波の大きさ、高さは、風速と吹走距離、吹続時間の3つの要素によって決まります。
気圧と風
気圧によって風が吹き、天気や気温が変化します。メカニズムが分からなくても、低気圧が近づくと雨が降るのかなぁと気圧は天気に関係していることは分かると思います。
風は日々の天気や季節の変化、波や大規模の海流などさまざまな自然現象の引き金になります。その風のエネルギー源になるのが気圧の差になります。気圧の分布の変化を調べれば、風の向き、風の強さ、それによって起こる現象やその結果生じる次の気圧の変化も予想できるようになるそうです。
風向を見るためには、天気図の高気圧と低気圧の位置です。風は高気圧から低気圧へ向かって吹きます。風はまっすぐに吹かず、風はコリオリの力によって右に曲げてしまうため高気圧から低気圧に向かう風の流れを右にひねってみると風の流れのイメージが高気圧から吹き出す風は時計回りに、低気圧に吹き込む風は反時計回りになると思います。
サーファーオススメアプリ
天気について勉強してなんとなくは分かってきたのですが、天気予報と実際の波を見て「この予報でこれくらいかなぁ」と分かってくれば良いと思います。
Windy(ウィンディー)
無料で波情報だけでなく、風向きや風速・水温・雨量・湿度など様々な情報を確認できます。見やすく、操作もしやすいので結構使っている方が多いと思います。9日先まで予測データも確認することができます。
波伝説
文字での情報が豊富で、詳しくその時の状況を説明しており、イメージがつきやすいです。また、ライブ映像機能もあるのでコンディションも把握しやすいと思います。必要な潮の動きや波高、うねり周期、風向き、風速などチェックしたい項目が分かりやすく書いているのでビギナーさんにはオススメです。チェック項目と実際の波情報とを見ていけば自分がよく入る海の状態はなんとなく把握できるようになると思います。
波伝説は月額480円
年間は5300円です。
リアルタイムの気象情報
リアルタイムで分かるので予報よりも正確です!ナウファスや気象情報をみて、波予報と照らし合わせながらすると良いかと思います。見ていくと少しづつ見方がわかってくると思います。
いい波.com
宮崎・福岡・鹿児島でサーフィンをしている方は入れてる人も多いいい波.com。
宮崎は小倉が浜・木崎浜加江田、中央・青島ビーチ・川南伊倉ヶ浜・宮崎市一ツ葉・串間市恋ヶ浦・金ヶ浜・こどもの国・日南市梅ヶ浜松
鹿児島は江口
福岡は芥屋・釣川・野北
上記のライブカメラを見ることができます。見ずらかったり、見えなかったりするポイントもあるのでよくいく場所等確認してみても良いかと思います。
まとめ
・波は風によって生まれます。天気図にはその風が描かれており天気図が分かると風や波を把握しやすくなります。
・高気圧(時計回りに吹く)から低気圧(反時計回りに吹き込む)へ向かって風は吹くので天気図を見ながら少しだけ予測できると思います。
・最初は予測が立てにくいと思いますが、アプリとリアルタイムの気象情報や天気図を見ながら実際のこの予報の時はこういう波だったなぁと、この予報の時はここのポイントがよかったなぁなど分かってくると思います。また、知人や友人などとも情報交換をして情報共有したくさんいい波に乗って楽しい休みを過ごしましょう♪
もっと天気について勉強したい人は下記の海の気象がよく分かる本を読んで参考にしてみてください!