移住生活を考える
コロナ渦などにより地方公共団体によるプロモーションや移住支援金が後押しとなって、最近は地方へ移住に関心が高まっています。今では、コロナも5類になりそこまで制限も厳しくなくなりましたが、流行った時は結構上司はうるさく田舎では名残があるように思います。
コロナ渦で医療関係ということもあり、かなり行動制限が厳しく県外はだめ。飲み会などの制限はなかったものの、上の圧がすごくて・・・。結局、家と職場の往復のみでした。毎週のように出回っていたのでかなりストレスを感じていました。
ストレスが溜まりすぎて、三年前にサーフィンをするために移住を決意しました。
コロナ渦の影響もあり、働き方もさまざまでリモートワークなども増えているので周りも自分のライフスタイルに合わせて移住している方も多く感じます。
30代が考える移住の懸念点
一般社団法人移住・交流推進機構が2018年に公表した「若者の移住」調査結果では、20代から30代が考える移住の懸念点が明らかになっています。
地方への移住を妨げている要因は、移住先で求める給料水準にないが最多の25.6%。また、どこから手をつければいいかが分からないなど、情報不足関連の懸念が34.8%にも及びます。
移住を検討するにあたり、あらゆる方法を活用してしっかり情報収集することが必須です。
一人暮らしで移住するメリットは?
働き方や住まいの形が多様化し、「移住」を選ぶ人が増えているそうです。サーフィンという趣味だけで移住して3年経ちますが、私の周りも移住してる方が増えていると感じています。
新しい土地で生活を始めることは、自分を知れるいい機会だと思います。自分だけの空間で新たな環境に慣れながら、自身のライフスタイルを再構築するチャンスがあります。
移住は大きな第一歩です。一歩を踏み出すことで新しい生活の幕開けになり、学ぶことも多く得られます。
自然が近くにのんびり過ごせる
自然が近くにあると生活に安らぎを提供してくれます。日々の生活が自然のリズムで溶け込み、心穏やかな日々が送れます。
朝から海でサーフィンして、波がない日は川で遊んで、また海に行ってビーチで寝転がったり、夜は満天の星空を眺めながらリラックスしたり、満月の日は夜中に皆んなでサーフィンしたり・・・。
自然豊かな環境での生活は、心の平穏をもたらし、身も心もリフレッシュできる日々を実現します。例え仕事で嫌なことがあっても、夕方海に行ってサーフィンをすればスッキリします。自然の中で過ごす時間は、気持ちもスッキリして日々のストレスを軽減、充実した日常を送るための鍵となります。
趣味が充実する
自然に囲まれた移住先を選び、アウトドアの趣味の趣味の選択肢が広がることもメリットです。ただ単に移住したけど、せっかく海の近くに来たんだからとサーフィンを始めどっぷりハマった方もいました(笑)。木々の中や砂浜を散歩したり、川や海で釣りやサップ、サーフィンなどのマリンスポーツやウォータースポーツ、庭で家庭菜園など味わえないさまざまな楽しみが待っています。
アウトドアなどの趣味を満喫して非日常を送ることで、心身のリフレッシュにつながります。また、これらのアクティビティは、同じ興味をもつ人々との交流のきっかけにもなります。趣味を通じて、いろんな方との出会いがあり、新しい仲間ができるかもしれません。
移住によって趣味が日常生活の一部となり、より充実した生活を送ることが可能になります。
新たな仕事の選択肢
地方は都市部に比べ家賃などが比較的低くなるので、がっつり仕事をしなくてもある程度の収入があれば生活できます。そのため、サーフィン移住している方も独身の人はアルバイトなどで自分の好きなタイミングで趣味活動ができるようにしている方も多いです。また、新しいことにチャレンジして事業を立ち上げている人もいます。地方が自然環境を生かした農業や漁業、地域特有の産品を用いたビジネスなど、新しい仕事を探求する機会が増えると思います。これらの仕事は地域独特の文化や伝統に根ざしており、それに関わることで、仕事を通じた地域貢献や新たなスキル習得が期待できます。
また、リモートワークの普及により、居住地に縛られずに働くことが可能な職種も増えているので、働き方が変化したことにより、地方でも都心と同じように仕事を選択できるようになったことも移住が増えている理由の一つだと考えられます。
移住によって生活だけでなく、仕事面でも新たな可能性と出会うチャンスが広がっています。
知るべきデメリット
移住は新たな場所で人生をスタートする魅力的な選択ですが、デメリットもあります。
一人暮らしで移住する際に直面する可能性がある主な課題について紹介したいと思います。
不便なことがある
移住先で、病院やスーパーの営業時間、日々の買い物(下着や衣類など)や外出が不便になることがあります。
スーパーや飲食店の閉店時間が早くて、たまに調べて食べに行っても閉まっている事も多いですw 病院も大きな怪我などしたときは、診てもらえる場所が少なく、市内まで搬送される場面も見てきました。
服や下着、化粧品は、通販サイト(ネットショッピング)などでも買えますが実際に店に行ってみてみたいときがあります。例えばブラのサイズを測り直したいときやファンデーションの色を合わせたいときなどはかなり不便です。私が移住している場所には下着屋や流行の服屋さん、ブランドの化粧品(サーフィンをしているのでMACじゃないとファンデーションの色がなくて)がなくて、街まで行くのに高速に乗って1時間半から2時間ほどかかります。不便ですが、ドライブと思って他の用事なども入れて行くようにしています。
公共交通機関のアクセスも本数が少なくアクセスが限られる地域があるので、生活の足が不便です。
光熱費や車代など多くかかる場合がある
上記にて交通機関のアクセスが少なく限られる地域もあり、移動するには車が必要になります。車の維持費が都市に比べ高くなります。ガソリン代やメンテナンス費用が増える一方で、行動範囲が広がるというメリットはあります。
特に南国は夏が、寒い地域は冬が、エアコンや冷暖房器具で負担が大きい場合もあります。また、梅雨が長い地域や雨が多い地域は湿気がすごいので除湿機は必須になります。
仕事の選択肢が少ない
移住する地域によっては、仕事の選択が限られることがあります。特に専門職や特定の業界に従事している場合、適した仕事を見つけるのが難しいこともあります。
医療従事者の方は、結構衝撃を受けると思います。介護分野になると手取りが5万くらい少なくなる+ボーナスがない場合が多く、いい場所があっても少し場所が遠かったりします。私が移住した場所は本当に医療関係が低かったですが、地域によっては良い場所などもあるかもしれません。しっかりリサーチして行くことをお勧めします。
しかし、職種によってはリモートワークなどの普及しているので、田舎にいながら都会と同じ仕事ができるケースも増えています。
また、一次産業や地域活性化につながる仕事など田舎ならではの仕事の選択も豊富にあります。移住を機にやりたいことにチャレンジしたり、キャリアを見つめ直すのも良いかもしれません。
一人暮らしでの移住するためのポイント
移住目的をしっかりもつ
まず、何のために移住するのかという点をしっかり考えましょう。
自分が何を求めているか理解することで、移住先の選択がより明確になり、移住後にギャップを感じることや迷走してしまうこと少なくなると思います。
移住先の情報をリサーチする
目的にあった移住先を選ぶためには、徹底的にリサーチが必要です。気候や地域文化、生活コストや仕事など多岐に渡り情報を収集しましょう。
インターネットや移住支援センターなどを活用して、多くの情報を得ることが重要です。実際に候補として考えている場所を訪れ、雰囲気や地域柄などを体感してみることも大切です。
仕事があるのか
移住先での生活を支えるために、安定した収入源が必要です。リモートワークが可能な職種に従事していれば仕事を続けることもできるかもしれません。そうでない場合は、どんな職種があるのか?盛んなのか?など、その地域に適した仕事を探すのも良いと思います。また、専門職の方は実際に手取りがどれくらいもらえるのか?どのくらいの収入があれば生活ができるのかも?なども考慮して探すといいと思います。
自分に合う移住先を見つけよう!
一人暮らしの移住は、柔軟性を持ち実際に住んでみた場所が想像していた場所と違った場合は、移住先を変更することも選択肢のひとつです。最初に決めた場所に住み続けなければならないというルールはないので、時には計画を修正しながら、理想の移住先を見つけましょう。
ある程度貯金する
移住には予期せぬ費用がかかることもあります。十分な貯金をしておくことで、移住初期の不安定な時期を乗り越えやすくなります。
移住後に仕事がすぐ見つからない場合の備えとしても、貯金は欠かせません。
結構行き当たりばったりなので貯金せずに移住したので、しっかり貯金していけばよかったと思っています。ないでも何とかなりましたが、かなり生活はシビアでした・・・(笑)
移住する際は自治体の支援制度を活用しよう
各自治体が行なっている移住者のための支援制度を活用することをお勧めします。
多くの自治体では、移住をするためにさまざまな形で支援を提供ています。
住宅支援
移住者向けに、住宅の補助金や低利の住宅ローン、住宅購入の助成金などを提供しているところが多いそうです。これらの支援は新しい地域での家探しや家の購入を容易に、初期費用の負担を軽減します。
就職・雇用支援、起業支援
移住者の就職を支援するために、自治体は地元企業と連携して求人情報を提供したり、職業紹介サービスを提要したりしています。これにより、移住者は新しい地域での仕事探しをより効率的に行うことができます。
自営業や新規事業を始めたいと考えている移住者に対して、自治体からの助成金や資金調達の支援が提供されることがあります。これにより新しい地域でのビジネスチャンスを挑戦することが可能になるでしょう。
生活費の補助
一部の自治体では、生活費の一部を補助する制度を設けています。これは光熱費の補助や子育て支援、教育関連の補助などが含まれています。
自治体の支援制度は、移住を検討している人にとって大きなメリットです。それぞれの自治体で提供される支援内容は異なるので、移住を考えている地域の情報を事前に調査することが重要です。
一人暮らしだからこそできる移住!
働き方や暮らし方の多様化が進み、一人暮らしでも移住しやすい環境が整ってきました。移住はアクティブな人や趣味がある方など、今の現状で不満がある人など移住で新しい一歩を踏み出すことでいろんなチャンスが広がります。
実際に移住してみて思ったこと
移住してみてみた結果移住してよかったと思っています。一歩を済みだすのみ1年くらい悩みましたが、してしまえばなんのその!笑
10分で海に着く。朝や仕事終わりにもサクッと入れる環境。波がない日も天気が良ければ、友人とお弁当を持って行って海を見ながら食べたり散歩したりゴロゴロしたり・・・。自然の中で過ごすことで、気持ちが平穏になります。
梅雨時期や冬は波がない日もありますが、サーフィン以外でも川遊びや行ったり、行ったことのない場所や観光スポットに行ったり、家でまったりするなどその日の気分で過ごしています。
もちろん、不便に感じることももちろんありますが、目的はサーフィンをするためなので目をつぶれます。
自然が豊富で身近に感じ得ることは本当にいいです。周りの人も親切な方が多くて本当によかったと思っています。サーフィンでコミュニティも広がるし、いろんな方と出会えるので刺激や学びがあります。
30代も後半に差し掛かかり、人生何が起きるか分からないです。人生後悔しないように自分らしく生きる。自分らしく生きれるようにいろんな場所に行きいろんな人と出会い試行錯誤しながら自分が本当に何がしたいのかを今も模索中です(笑)。これまで以上に快適な生活を送れるように日々自分と向き合いながら仕事も私生活も精神していきたいと思います!