ショートボードのテール側に貼られていることが多いデッキパッド。新しい板を手に入れた時に、デッキパッドも一緒に購入することが多いと思います。種類によってはデッキパッドを貼らないでも良いものもあるので、ショップやわかる方に聞いた方が良いかと思います。デッキパッドについての説明とデッキパッドが剥がれてきた時の応急処置方法をご紹介したいと思います。
デッキパッドの役割
・ドルフィンの際に足を引っ掛けてやりやすい(より深く沈めることができる)
デッキパッドは凸凹しているのでグリップ力があるので、蹴りやすいです。そのためより深くボードを沈めることができると思います。上級者には必須アイテムになります。
・テイクオフ時の足の位置の目安になる。
サーフィンを始めたばかりの頃は、足裏にデッキパッドをくるようにテイクオフするように言われていました。正しいスタンスが身につくので上達するメリットにもなります。
今でもテイクオフ時、ライディング中も後ろの足がデッキパッドの上に来ているか確認しながらやってます。
・ワックスの使用量を減らす
デッキパッド部分にワックスを塗らなくていいので、微々たる物ですがワックスの使用量を減らすことができます。フロントデッキパッドもつければワックスを塗る手間が省け、ワックス量も減らせるかと思います。※フロントデッキは賛否両論あるそうです。私も使ったことがなく、周りもあまり使用している人がいないのでなんとも言えませんが・・・。
・グリップ力の強化でパフォーマンス向上
グリップ力が強く、足が滑らないので何か技をしたい方はよりパフォーマンスを上げることができるそうです。ターンやエアーをする際にスケートボードのように後ろ足をキックに引っ掛けてやっているそうです。
デッキパッドの種類
・テールパッド テール側(後足用)
・フロントデッキパッド ボードの中心部(前足用)
・フルパッド テール+フロント
※ボードの種類によっては貼らずにワックスのみの場合もあります。
デッキパッドの選び方
デッキパッドは、個人のグリップ感やフィット感等の感覚的な部分が大きいです。自分が好きなグリップ感など自分に合う物であれば気に入ったデザインや好きなブランドから選ぶのが良いそうです。初心者の時は、ボード購入時にショップの方が合ったものをチョイスしてくれると思います。
・形状:分割型と一体型の2タイプあります。分割型は位置を自分で調節できます。一体型は接着面が大きいので剥がれにくいです。
・キックテールの高さ:目安は25〜30mm程度(ハードタイプやラージタイプ等記載している場合もあるようです)。ターンなどのパフォーマンスを上げるのにテールの高さがあった方が引っ掛けやすくやりやすくなるそうです。
私も初心者に近く技なんて何もできませんが、ドルフィンした時に蹴りやすいです。平なデッキパッドも使ったことがありますが、ドルフィンしにくくて後悔したことがあります。
・アーチ(真ん中)の高さ;ショート向けは5mm程度のものが多いようです。このアーチがあると足をかけやすくなるので、より滑りにくくなるようです。
・グリップパターン:表面の凸凹のデザインのことを言うそうです。基本はダイアモンド型。クロス型やスクエアタイプ、ストライプなどもあるそうです。
デッキパッドの貼り方
初心者の方は、ショップでボード購入時に貼ってもらうと良いかと思います。私も貼ってもらってました。
・表面の汚れを拭き取る。リムーバーなどで布に拭き取った方が良いかと思います。拭き取った後は、しっかりと乾かしてから貼るようにしましょう。
・貼る位置を決める。位置は、デッキパッドのリーシュカップのすぐ上になる場所が目安みたいです(YouTubeなどで調べたとことによると)。
・端から少しずつ接着面のシートを剥がして貼り付けます。最後にしっかり押しつけましょう。
※貼ってすぐに海に入らず、しばらく時間を置いてからのが良いそうです。大体1日?あれば良いみたいです。
デッキパッドの応急処置
・ホームセンターなどでシリコンシーラントのボンド(色はクリアー)とコーキングガンを購入します。大体600〜700円前後で購入できます。
・剥がれている部分のデッキパッドをしっかり乾かします。
ドライヤーを使うと早く乾きます!
・乾いたら、デッキパッドの剥がれている部分のテープなどがボードについていると思うのでしっかりキッチンペーパ+リムーバーで拭き取ります。
ネイル除光液のリムーバーが一番綺麗に拭き取れました。100均の除光液を使いましたよぉ〜!(スクラブエナメルリムーバー)
・剥がれた部分にシリコンシーラントを塗ります。
・塗ったら一度ボードにつけ、隙間にも塗ります。塗ったら貼ります。
・周りを一周縁取ります。
・縁取ったら、指で隙間を埋めながらぐるっと一周します。
・養生テープもしくはマスキングテープで上から押さえます。
2〜3時間で乾くので完成です!
※次の日に海に入る場合は、上がって押さえてみて空気が漏れてないか確認して、空気漏れてたら再度塗り直すと剥がれにくくなります。
あくまでも応急処置です。2回目剥がれるのであれば買い直した方が良いかと思います。
まとめ
デッキパッドは、
・自分に合うフィット感・グリップ感の物を選ぶ
・キックテールが合った方がドルフィンやターン等がしやすくなる。
・ショートボードでテールパッドが一般的。
・貼り方は、動画を見ながら実践!もしくは、ショップで購入時に貼ってもらうのがオススメです。
・剥がれてきたらすぐに応急処置をしましょう。剥がれたままにしておくと怪我などに繋がりかねません。また、すごく気になってサーフィンに集中できなくなると思います。全面的に剥がれているのであれば、買い直した方が良いかと思います。
リーシュやデッキバッドなど必須アイテム(サーフィン道具)を定期的にチェックしておきましょう。途中でリーシュが切れたり、デッキパッドが剥がれたりすると怪我をしたり、誰かに怪我を負わせらりする可能性があります。安全に楽しむためにも道具の点検をしましょう!